生ハムが食べられない今あらためて考える加工食品

ブログ

少し前から、生ハムの輸入規制というニュースを目にするようになりました。
しばらくは、今までのように気軽に生ハムを楽しめない状況になりそうです。

我が家では、クリスマスが近づくと生ハムが定番でした。
息子も私も生ハムが大好きで、毎日食べるものではないけれど、特別なお楽しみとして用意していました。

つい先日も、スーパーでクリスマス用に少しだけ購入しました。
楽しみに取っておこうと思っていた矢先だったので、輸入規制の話を知った時は、正直とても残念でした。

私はイベリコ豚のベジョータの生ハムが特に好きです。
ワインと一緒に、ほんの少し味わう時間。
量は多くなくても、心が満たされる大人の楽しみでした。

加工食品と向き合う視点 以前にもブログで紹介

加工食品についても触れさせていただきました。身近な大切な食品のひとつと考えています。

以前、加工食品が腸内環境や体内の炎症にどのような影響を与えるのかについて、
最新の研究をもとに詳しくまとめたことがあります。


加工食品が腸内環境を乱し炎症や発がんリスクに関わる可能性を解説した記事

この時も感じたのは、加工食品は便利でおいしい一方で、
摂り方を間違えると、体に静かな負担を積み重ねてしまうという点でした。

アメリカ国立がん研究所の大規模研究

今回改めて注目したのが、アメリカ国立がん研究所が関わった大規模な追跡研究です。

1990年代半ばに登録された、50歳から71歳の約54万人以上を対象に、
食習慣と健康状態が平均で約23年間追跡されました。

その結果、超加工食品の摂取量が多い人ほど、死亡リスクが高くなる傾向が確認されています。

摂取量の違いによって、最大でおよそ10パーセントのリスク差が見られました。

特に関連が強かったのは、心臓病や糖尿病に関連した死亡リスクです。

参考論文

Association Between Ultraprocessed Food Consumption and Mortality

American Journal of Clinical Nutrition

リスクと強く関連していた食品

この研究で、死亡リスクと強く関連していたのは、以下のような食品でした。

  • ホットドッグ
  • ソーセージ
  • 成型肉の薄切りなどの加工肉
  • 砂糖入りの清涼飲料

いずれも、高度に加工された食品に分類されます。

一方で、がんのリスクについては、超加工食品の摂取量との明確な関連は見られなかったと報告されています。
すべての病気に直結するわけではない点も、冷静に受け止める必要があります。

超加工食品とは何か

超加工食品とは、自然な食品から抽出した素材に、
添加糖、着色料、乳化剤、香料、安定剤などを加え、
味や保存性を高めた食品のことを指します。

別の研究では、超加工食品の摂取量が多い人ほど、
体重増加や血糖値の悪化が起こりやすい傾向も示されています。

参考論文

Ultra-processed foods and risk of cardiovascular disease

BMJ

腸内環境の乱れや慢性的な炎症が、
将来的な健康リスクにつながる可能性については、
以前の記事でも研究を交えて詳しく触れています。

だからこそ節度を大切にしたい

これまでの研究や、自分自身の体感を振り返ると、
加工食品は日常の中心に置くものではないと感じます。

ただし、完全に避ける必要があるとも思っていません。

生ハムも同じです。
毎日の習慣ではなく、特別な日に少量を味わう。
リスクを理解した上で楽しむことが、大人の付き合い方だと思います。

これからの食との向き合い方

今回の輸入規制は残念でしたが、
食生活を見直す良いきっかけにもなりました。

日常はできるだけシンプルな食事を心がけ、
特別な日は、特別な味をほんの少し楽しむ。

生ハムがまた安心して手に入る日を楽しみにしながら、
節度と意識を忘れずに、これからも食と向き合っていきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました