甘味料って聞いて健康志向の方はどう理解されていますか?

ブログ


【甘味料の歴史と健康リスク】蜂蜜・砂糖・人工甘味料との上手な付き合い方

情報があふれる時代に、何を信じるか

先日、健康志向の方たちが集まり、健康や美容について話をされているのを目にしました。
耳を傾けると、その中には「自分だけの成功体験」を根拠に語る人も多く、聞いていて少し心配になる場面もありました。

無料の集まりやSNSでは、善意であっても「体験談=正解」となってしまいがちです。
健康の世界は、個人差が大きく、思い込みが危険を生むこともあります。
たとえば「○○を食べたら病気が治る」といった極端な情報ほど、裏付けを確認する必要があります。

実は、健康の基本はとてもシンプルです。
「お野菜を多くとる」「甘味料を摂りすぎない」「同じものを食べ続けない」。
つまり、“食べることを粗末にしない”という姿勢が何より大切なのです。

今日はその中でも、身近な甘味料について一緒に考えてみましょう。

甘味料の歴史と科学 ― 蜂蜜・砂糖・人工甘味料

蜂蜜:自然が生んだ最古の甘味料

人類が最初に味わった甘さは「蜂蜜」でした。紀元前6000年頃、スペインの洞窟壁画には蜂蜜を集める人の姿が描かれています。

蜂蜜には果糖・ブドウ糖・少量のショ糖が含まれ、ビタミンやミネラル、有機酸など栄養価も高い一方、果糖の摂りすぎは中性脂肪を増やすリスクもあります。
自然由来とはいえ、「適量」が大切ですね。

砂糖:文明と共に広がった“甘い革命”

砂糖はインドでサトウキビの搾り汁を煮詰めて結晶化する方法から始まりました。
奈良時代には唐の鑑真和尚が日本へ伝え、長く「薬」や貴族の嗜好品とされてきました。

18世紀の産業革命で大量生産が進み、庶民の味へ。イギリスでは紅茶と砂糖が日常になりましたが、同時に肥満や糖尿病が急増しました。
精製度の高い砂糖は、栄養をほとんど含まず、カロリーだけを与える“エンプティカロリー”食品として今も議論が続いています。

人工甘味料:便利さの裏にある健康リスク

現代では、「糖質ゼロ」「カロリーオフ」をうたった飲料や食品が溢れています。
代表的な人工甘味料には、アスパルテーム、スクラロース、ステビアなどがあります。

これらは確かに血糖値を上げにくいのですが、最近の研究では腸内細菌バランスや味覚神経への影響が指摘されています。
2023年、世界保健機関(WHO)はアスパルテームを「発がんの可能性がある物質(グループ2B)」に分類しました[1]
また、ステビアも一部の研究ではホルモン作用や腸内環境への影響が懸念されています[2]

甘味料を完全に否定する必要はありませんが、情報を鵜呑みにせず、できるだけ自然に近い甘さを選ぶことが安心です。

“甘い誘惑”とのお作法的な付き合い方

甘いものは、心をゆるめるご褒美でもあります。
ただ、体の声を聞きながら「いつ・どのくらい・どんな甘さ」を選ぶかが鍵です。

  1. 原材料を裏で確認する — 「人工甘味料」「合成香料」などの表示を意識してみましょう。
  2. 果物や蜂蜜で満足する工夫 — 自然な甘みは栄養も同時に摂れます。
  3. “ながら食べ”を減らす — 甘いものを味わう時間を「意識的なひととき」に変えるだけで、満足度が上がります。

食べることを粗末にしない。
それは情報を見極め、心と体を整える第一歩でもあります。

「甘い誘惑」と「健康的な人生」をどう両立させるか――。
その答えは、食べすぎない工夫と自然な甘みの中にあります。

そして、もし「何を信じていいか分からない」「一人では続けられない」と感じたら、
ぜひ一度、健康コンサルコーチ® 大熊まゆにご相談ください。

専門的な視点と、現実に寄り添うサポートで、
あなたの“情報の断捨離”と“食のお作法”を一緒に整えていきます。

ご相談・お問い合わせはこちら

あなたの体と心が、本来のリズムを取り戻すお手伝いをいたします。


引用・参考文献

  1. WHO International Agency for Research on Cancer. “Aspartame hazard and risk assessment results,” 2023.
  2. Magnuson, B. A. et al. “Steviol Glycosides: An Updated Safety Review,” Food and Chemical Toxicology, 2021.
  3. エリザベス・アボット著, 樋口幸子訳『砂糖の歴史』河出書房新社, 2009.

コメント

タイトルとURLをコピーしました