慢性炎症と酸化、そして「続けること」
最近、挨拶の中に
「なんとなく体調が…」
「疲れが抜けなくて…」
そんな言葉が添えられることが増えたように感じます。
せっかくの年初めなので、
日頃からこれだけは意識しておきたいことを。
今回は、慢性炎症・酸化・継続についてまとめました。
慢性炎症は「静かに続く」不調の土台
炎症には、ケガや感染時に起こる「急性炎症」と、
自覚症状の少ないまま続く「慢性炎症」があります。
慢性炎症は、
- がん
- 動脈硬化
- 脂質異常症
- 非アルコール性脂肪肝
- 脳卒中
など多くの病気の共通基盤になることが分かっています。
参考論文:
Chung HY et al. Chronic inflammation in the ageing process.
PMC4045290
老化を進める「酸化」と「糖化」
慢性炎症の背景にあるのが、活性酸素による酸化と、AGE(終末糖化産物)です。
AGEは、糖とたんぱく質が結びついてできる“体のコゲ”。
血管老化、皮膚老化、臓器機能低下に関与します。
参考論文:
Singh R et al. Advanced glycation end-products: a review.
PMC5452224
活性酸素も本来は必要な物質ですが、過剰になると正常細胞を傷つけ、
慢性炎症と老化を促進します。
参考論文:
Liguori I et al. Oxidative stress, aging, and diseases.
PMC5452158
慢性炎症を招きやすい食品
- 加工肉(ソーセージ・ベーコンなど)
- マーガリン・菓子パン(トランス脂肪酸)
- 精製穀物(白米・白パン・白砂糖)
これらの摂取が多い食事パターンでは、
炎症マーカー(CRP)が高くなることが報告されています。
参考論文:
Esposito K et al. Dietary patterns and inflammation.
PubMed:17570255
炎症を抑える食品とその根拠
- ベリー類:ポリフェノールによる抗炎症作用
- トマト:リコピンの抗酸化作用
- 青魚:EPA・DHAによる炎症抑制
- ナッツ・柑橘類:ビタミン・フラボノイド
参考論文:
Calder PC. Omega-3 fatty acids and inflammatory processes.
PubMed:22461097
続けるための仕組み
私はクライアントさんに、
Amazonのセールのたびに避けたい食品の代替品をお伝えしています。
毎日使う、調味料や穀類について正しい知識を持って興味を持ってもらう。
それだけで、食品の見直しはとてもスムーズになります。
知識だけでは続かないからこそ、
思い出すきっかけとプロの伴走が、継続には大切だと感じています。
数ヶ月ぶりに再開した、茶道のお稽古
事情があり、茶道を少しお休みしていました。
年明けに久しぶりにお稽古していただき、行く前の気分の重さが嘘のように消えました。
変わらない先生の指導。
復習したつもりでも、うまくできない私への静かなフォロー。
「続ける」とは、止まらないことではなく、
戻ってこられる場所があることなのだと感じました。
今年の私のテーマ
健康も、食事も、学びも。
人それぞれのペースがあります。
待つこと。
支えること。
急がせないこと。
私自身も、この姿勢を大切にしながら、今年一年を過ごしたいと思います。


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