ケトン食の前に知っておきたいこと】がんにもいい?脳にもいい?でも“極端”には要注意。あなたに合った健康習慣とは

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こんにちは、健康コンサルコーチ🄬大熊まゆです。

今週、私は週に3回外食をしました。
でも、1日・1週間単位で全体の栄養バランスを整えることで、体調・体重ともに安定しています。

「がんに効く」「脳機能が高まる」といった理由で、ケトン食(ケトジェニックダイエット)に関心を持つ人が増えていますが、健康な人が日常的に取り入れて良いのか?という点は、意外と深く語られていません。

このブログは、20年以上、数千人の食事・栄養管理に携わってきた、健康コンサルコーチ🄬の大熊まゆが健康に関心がある方が正しい食生活を続けられるヒントになるよう、最新の科学的根拠と体内代謝のしくみをわかりやすく解説し、極端に走らない、本当に続けられる健康習慣をご提案しています。


📚 ケトン食に関する最新研究

① 大阪大学(2024)

進行がん患者55名を対象にした臨床試験で、3年生存率が44.5%に到達。がん治療の補助療法として注目。

出典:大阪大学医学部プレスリリース(2024年1月30日)
https://www.med.osaka-u.ac.jp/archives/22811

② スタンフォード大学(2024)

統合失調症や双極性障害患者に対してケトン食を実施し、精神症状の31%改善、体重減少・代謝マーカーの改善も確認。

出典:Stanford Medicine News Center(2024年4月)
https://med.stanford.edu/news/all-news/2024/04/keto-diet-mental-illness.html

③ バース大学(2024)

健康成人において、ケトン食が腸内ビフィズス菌の減少、LDLコレステロールの上昇を引き起こす可能性を報告。

出典:ScienceDaily(2024年8月6日)
https://www.sciencedaily.com/releases/2024/08/240806131305.htm


🔬 ケトン体とは?

ケトン体は、脂肪酸から生成されるエネルギー物質です。以下の臓器で主に作られます:

  • 肝細胞
  • 脳のアストロサイト
  • 腎臓
  • 小腸粘膜上皮

長期飢餓時、脳のエネルギー源はケトン体が約70%を占めるとされています。

参考文献:Lehninger Principles of Biochemistry

❗ ケトーシスとケトアシドーシスの違い

  • ケトーシス:脂肪代謝によってケトン体が増加する正常な代謝状態
  • ケトアシドーシス:インスリン不足による血液の酸性化(糖尿病などによる危険な状態)

🧠 ケトン体とミトコンドリアの関係

ミトコンドリアはATPというエネルギーを産生する細胞小器官ですが、ブドウ糖を使うと活性酸素(老化の原因)を発生させやすくなります。

ケトン体はその活性酸素を抑えながら効率的にATPを生産できるとされ、細胞の老化防止やがん予防、認知症予防にも期待されています。

出典:Sukkar, SG et al., Front. Nutr. 2022.
https://doi.org/10.3389/fnut.2022.841313


⚠️ 健康な人にとってのリスクとは?

ケトン体が有効な場面がある一方で、健康な人が日常的にケトン食を継続する場合、以下のようなリスクも示されています:

  • 腸内環境(善玉菌)の悪化
  • LDL(悪玉)コレステロールの増加
  • 男性ホルモン(テストステロン)の低下
  • 長期的な死亡リスク増加

出典:Seidelmann SB et al., Lancet Public Health. 2018.
https://doi.org/10.1016/S2468-2667(18)30135-X


🍱 健康の鍵は「1週間の全体バランス」

極端な糖質制限や毎日完璧な食事よりも、以下のような習慣の積み重ねが健康を保ちます:

  • 1週間単位で栄養バランスをとる
  • 外食や甘いものも楽しみながら調整
  • ストレスを溜めずに続けられる方法

現代の食生活において、「完璧」よりも「柔軟性と持続性」が健康寿命には重要です。


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