「子育てが落ち着いた今こそ、自分の栄養を見直すとき」女性とフレイル

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「子育てが落ち着いた今こそ、自分の栄養を見直すとき」

独身の女性と同じくらい、子育てを終えた女性の栄養はとても大切です。
それなのに、多くの方が家族のために自己犠牲を続け、自分の食事は「あとでいい」「簡単でいい」と、気づけばパンやお菓子、カフェラテだけで済ませてしまっている──そんな姿をよく目にします。

実は、その「ちょっとした省略」が、将来の健康に大きく影響してしまうかもしれません。
とくに気をつけたいのが、食事を抜く習慣です。

中年期の「食事抜き」が老後のフレイル(虚弱)に関係する

国立長寿医療研究センターの西島千陽氏らの研究グループは、認知症のない65歳以上の高齢者5,063名を対象に、若い頃(25〜44歳)や中年期(45〜64歳)の食事習慣と老年期のフレイル(虚弱)との関係を調べました。
結果は明確で、若い頃や中年期に「食事を抜く習慣」があった人ほど、老年期にフレイルのリスクが高いことがわかりました。

完全調整モデルでの結果は以下の通りです。

  • 若年期に食事を抜く習慣があった人は、老年期のフレイルリスクが1.64倍に上昇
  • 中年期にその習慣がある人では、リスクは2.15倍に上昇
  • 中年期に食事を抜き始めた人、あるいは若年期から続けていた人は、フレイルの有病率がさらに高い

興味深いのは、若い頃に抜いていたけれど中年期にやめた人は、フレイルとの関連が見られなかったという点です。
つまり、「もう遅い」と思わず、今からでも3食をきちんと摂る習慣を取り戻すことで、未来は変えられるのです。

この研究は、2025年10月に『Journal of the American Medical Directors Association』誌に掲載されました。
研究チームは「老年期のフレイルを予防するには、とくに中年期に規則正しい食習慣を身につけることが重要」と結論づけています。

「食べること」は、体だけでなく心の回復でもある

子育てを終えた女性たちは、長年の「頑張りグセ」が抜けず、
「自分のためにごはんを作るなんて贅沢」と感じてしまう方が少なくありません。
でも、心と体はつながっています。
一人の食卓でも、タンパク質・野菜・炭水化物をバランスよくとることは、
心を安定させ、筋力や代謝を守ることにもつながります。

「朝はヨーグルトだけ」「お昼はパン一つ」──そんな日が続くと、
筋肉量はゆるやかに減少し、疲れやすく、気力が落ちてしまうことも。
それは単なる老化ではなく、栄養不足からくるフレイルの入り口なのです。

いま、あなたにできる「小さな一歩」

  • 朝食を抜かず、卵や味噌汁などのたんぱく質を意識する
  • 「食べたくない」ときこそ、温かいスープやおにぎりなど“やさしい食”で体を戻す
  • 1日3食を「完璧に」ではなく、「リズムとして」取り戻す

未来の健康は、今の一口から。
「もう遅い」と感じる年齢こそ、栄養を取り戻すチャンスです。

もし「何をどう食べたらいいかわからない」「やる気が出ない」
そんなときは、ぜひ私たち健康コンサルコーチ®にご相談ください。
あなたの体と心に寄り添いながら、「無理なく続けられる食の整え方」を一緒に見つけていきましょう。


出典

Nishijima C, et al. Association between meal skipping habits from young adulthood to middle age and frailty in later life: a population-based study. Journal of the American Medical Directors Association. 2025 Oct 9;26:105893.
(出典:ケアネット「中年期の食事抜き習慣はフレイルに関係する」2025年10月掲載)

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