鏡の中の“夏疲れ”は、内側から立て直せる。酸化・糖化・炎症をためない秋への整え方

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8月も後半。鏡を見て、「なんとなく肌がくすんで見える」「以前より疲れた顔をしている気がする」「髪に元気がない」——そんな変化を感じることはありませんか?

管理栄養士の大熊まゆです。夏の終わりは、実はこうした変化を感じやすい時期です。今日は、その理由と、内側から立て直すための整え方をお話しします。

夏のダメージは、ひとつじゃない

夏の疲れが肌や髪に出るのは、原因がひとつではないからです。

強い紫外線。暑さによる睡眠の質の低下。汗による水分やミネラルの消耗。冷たいものや麺類に偏りがちな食生活。冷房による自律神経への負担。

これらが少しずつ積み重なって、8月後半になると「疲れ」や「肌の変化」として表れてくるんです。ひとつひとつは小さくても、重なると効いてくる。夏の終わりの不調は、体からの「そろそろ整えてね」というサインなんですね。

若返りのカギは「酸化・糖化・炎症」

なかでも“老け”に関わるものとして注目したいのが、酸化・糖化・炎症の3つです。

紫外線を浴びると、肌では活性酸素が増えます(酸化)。暑くて食事が簡単になり、アイスやジュース、麺類など糖質中心の食生活が増えると、今度は糖化が進みやすくなります。さらに睡眠不足や腸内環境の乱れが重なると、慢性的な炎症にもつながりかねません。

つまり夏は、酸化・糖化・炎症という、老化につながる要因が重なりやすい季節。ここを「ためない」ことが、そのまま若々しさを守ることにつながります。

でも、体には「回復力」がある

ここで安心してほしいことがあります。私たちの体には、ダメージを修復する力がもともと備わっています。

活性酸素に立ち向かう仕組みが働き、傷ついた細胞を修復し、不要になったものを処理してくれる。だから、夏に紫外線を浴びたからといって、すぐに老化が決まってしまうわけではありません。

大切なのは、「ダメージを受けないこと」だけではなく、「受けたあとに回復できる体を作っておくこと」。この回復力を支えるのが、たんぱく質をとる、色の濃い野菜を食べる、しっかり眠る、適度に体を動かす——という、何気ない毎日の習慣なんです。

「外から塗る」より、内側から

美容というと、どうしても「外から何を塗るか」に目が向きます。もちろん外側のケアも大切です。でも夏の終わりこそ、「体の内側から肌を立て直す」という視点を持ってみてください。

私はNRサプリメントアドバイザーとして栄養補助食品のご相談も受けますが、いつもお伝えしているのは「サプリより先に、食事という土台を整えること」。栄養は肝臓をはじめとした体の「工場」で働くので、その工場が疲れていては、良いものを入れても十分に生かせないんです。土台が整っている人ほど、同じものを摂っても体での働き方が変わってきます。

今日の一歩:夕食に「たんぱく質+3色以上の野菜」

むずかしく考えなくて大丈夫。今日の夕食に、たんぱく質と、色の濃い野菜を3色以上そろえてみましょう。たとえば、鮭+トマト+ブロッコリー+きのこ。夏の間に消耗した体へ、修復の材料を届けてあげるイメージです。

ちょっとした豆知識を。肌は外から見ると一枚の膜のようですが、実際には常に新陳代謝を繰り返している「生きた組織」です。その材料は、毎日の食事から作られます。「今日食べたものが、未来の肌の材料になる」——そう考えると、食事も立派な美容習慣ですよね。

あなたは今日、未来の自分に、どんな材料を届けてあげたいですか? 誰かのためではなく、自分のために。その小さな選択を、今日から一緒に積み重ねていきましょう。

大熊まゆ|管理栄養士・健康運動指導士・NRサプリメントアドバイザー・健康コンサルコーチ®️

※本記事は一般的な栄養・生活習慣の考え方をお伝えするものです。体調にご不安のある方や治療中の方は、自己判断せず医療機関・専門職にご相談ください。

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