あなたも、こんなこと思ったことありませんか?
「バターの方がおいしいから、つい使ってしまう」
「油は全部体に悪いと思って、なんとなく避けている」
「結局、どの油を使えばいいのか、よくわからない」
健康のカギは、実は「油選び」にあると言っても言いすぎではありません。
毎日10gの置き換えで、死亡リスク17%減
アメリカの大規模研究(Zhang ら, JAMA Internal Medicine 2025)で、こんな結果が出ました。バターを多く摂る人は、そうでない人に比べて早期死亡のリスクが15%高い。逆に植物油を主に使う人は、死亡リスクが16%低い。そして毎日たった10gのバターを植物油に置き換えるだけで、死亡リスクが17%低下したのです。
10gというと、大さじ1弱くらい。トーストに塗るバターを、オリーブオイルに変える。炒め物の油を見直す。それだけで、これだけの差が生まれる可能性があるんです。
なぜこんなに違うのか。バターに多い「飽和脂肪酸」は、コレステロールを上げ、炎症を促す傾向があります。一方、植物油に多い「不飽和脂肪酸」は、コレステロールを下げ、炎症を抑える働きがある。この積み重ねが、長い年月で大きな差になるんですね。
完全にやめる必要はありません
我が家では、パンにはオリーブオイルと少しの塩、というのが定番です。慣れると、バターより素材の味を楽しめて、気に入っています。
もちろん、バターを完全にやめる必要はありません。お菓子作りやたまの楽しみには使えばいい。大事なのは「毎日使う油」を見直すこと。頻度の高いものを変えると、効果も大きいんです。
健康を変えるのは「大きな決断」より「小さな置き換え」。毎日の油という、地味だけれど頻度の高い選択に、10年後を変える力が隠れています。あなたのキッチンの油、見直してみませんか?
※ここで紹介した研究は観察研究であり、因果関係を直接証明するものではありませんが、日々の食生活を考えるうえで参考になる大規模な知見です。持病や脂質制限のある方は主治医にご相談ください。
さらなる自分らしい健康へ、一緒に歩んでいきましょう。
管理栄養士・NRサプリメントアドバイザー 大熊まゆ


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